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2011年03月08日

Turbolinux Client EX

 シバケンの天国の「みんながパソコン大魔神」掲示板に書いた内容を転載です。





2011/03/03 (Thu) 23:57:30

 『ubuntuについての誤解を考察』に2月24日朝に下記のように書きました。

> そう言えば数年前に、試してみようとTurbo Linux
>買って、急に他の用事が入って、放置してあったのを思い出した
>です。
> 物置を探せば出てくるかも。
> あまり古いものでは、フォーラム等で情報を得るのも不便です
>ので、アマゾン日本の購入履歴を遡ってみたところ、数年前では
>なく最近の2009年8月頭に
>1.(書籍と思うが雑誌かもしれない)『はじめてのTurbolinux Client 2008』(2009年2月発売))
>2.(ソフトウェア・パッケージ)『Turbolinux Client EX』 (2009年7月発売)
>を買ってたです。
> 歳のせいか鳥頭になりまして、1年半前のことを忘れてました。
> さて、2年前に発売のものなら充分に新しいです。
> 暇が出来たら、適当なThinkPad(HDDが20GBぐ
>らいなので第一線を退いているのが物置にあるだろうと思う)に
>載せてみます。

Turbolinux Client EX でもって、発見しました。


 しかし何故にTurbolinuxというディストリビューション・パッケージを選んだのか、全く記憶にありませんです。


 さて、少しずつ暇を見て、動かしてみようかと思います。

 先ずはマシン選定。
 スペースの都合上、デスクトップ却下、デバイス・ドライバ問題が起き易いノート機です。
 媒体がDVD-ROMなのでDVDドライブ搭載マシンが望ましい。(USB接続の外付けドライブは何台かありはしますが)
 丁度ぴったりなものに(以前は顧客への一時貸出用だったがHDD容量が少ないので引退した)ThinkPad R51(2887-HEJ)が、ある筈です。しかし、今のところ、物置からは見付かっていません。
 では、他のマシンをと...

<続く>




2011/03/04 (Fri) 02:56:22

 ThinkPad R51が見付からぬなら他のマシンをとあたってみると、故障してる・メモリーが圧倒的に足りない(16MBとか64MBとか)・光学ドライブが無い・光学ドライブがCD-ROMなどばかり。
 で、やむを得ず外付けDVDドライブを使おうかと考えてたとき、フト思い出したです、“貸し出し中マシン”の存在を。
 貸し出し中とは言っても、先方様ではとっくに使わなくなってて、ついでが有ったら取りに伺うと云いながら、少々遠いので、そのままになってるマシンです。
 それは、ThinkPad T42(2373-R2I)。
 1万円近い交通費と半日の時間を掛けて取りに行くのもなんなので、先方様に電話でお願いして、送料着払いの宅配便で送って貰うことにしたです。昨日の夕方にお願いしまして、今日(3月4日金曜日)には発送して呉れる由。
 さて、T42君、まだ生きているかな。

<続く>




2011/03/06 (Sun) 00:04:52

 T42が届く前に、『はじめてのTurbolinux Client 2008』に目を通しました。

 『Turbolinux Client 2008』(Turbolinux 12 Desktop)の特徴を抜き書きしてみました。
1.Linuxカーネルは2.6.24
    1年半前の最新版ですね
2.XウインドウシステムはX.org7.3
    XFree86ではない
3.デフォルトのウインドウ・マネージャ(デスクトップ環境)はKDE
    GNOMEやxFce等を使うなら別途調達
4.周辺機器を自動認識(USBデバイスを含めてドライバが自動的に組み込まれる)
    折角簡素で見通しが良いLinuxの筈なのに
5.Live CD起動可能
6.Windowsとのデュアル・ブート可能
    但し、パーティショニング・ツール付属せず
7.パッケージ管理システムはRPM
    この存在がシステムを複雑化させてるとは思うが
    最も普及してるRed Hat系なのがマシ
8.スクリーン・エディタemacsは付属してないらしい
    当初は、ライン・エディタをマクロでスクリーン・エ
    ディタ風に見せかけているviで我慢しましょ
9.WebブラウザはWebNavi(FireFoxベース)
10.StarSuite9同梱
    StarSuite7使用経験からは、互換性に不安

 ハードウェア要件は以下の通り
1.Intel x86互換Pentium4/Celeron以上(1GHz以上を推奨)
    要求スペックが高いですねぇ
2.メモリー256MB以上(512MB以上を推奨)
    要求スペックが高いですねぇ
3.HDDはIDEかSCSIで3GB以上(5GB以上を推奨)
    え、S-ATAやUSBじゃ駄目なの?
4.CD-ROMドライブかDVD-ROMドライブ(ATAPIかSCSI)
    え、S-ATAやUSBじゃ駄目なの?

 『Turbolinux Client EX』は、多少は違うでしょうが、大差ないと思われます。但し、CD-ROMドライブでは駄目でDVD-ROMドライブが必要。

<続く>





2011/03/06 (Sun) 17:01:33

 宅急便で、ThinkPad T42が返ってきました。

Turbolinux Client EX 取り敢えず、WindowsXPをリカバリーして、動作確認中です。
 今のところは大丈夫そうですが、更に動作チェックを続けます。

 尚、メモリー容量を忘れてたので、実機を見たところ、768MB入ってました。

<続く>




2011/03/06 (Sun) 17:15:37

<追伸>
 HDD容量は24788058112バイト=23.0Gバイトです。





2011/03/06 (Sun) 20:54:39

 ThinkPad T42+Windows XPは、IBMのPC Doctorを使ったしつこい検査で異常なし。

 ところが、その後に、普通に使ってみようとすると、ブルースクリーン頻発。
 「デバイスまたはドライバーが原因」とのこと。
 ThinkPad T42が悪いのか、ソフトウェアが悪いのか、不明です。





2011/03/07 (Mon) 00:02:41

 「デバイスかドライバー」とWindowsが云ってますが、Windowsが云うことは信用できないです。

 で、取り敢えず、Windows XPをSP2からSP3に上げてみたところ、ブルースクリーンの頻発は納まったようです。(この作業中にも何回か落ちて、苦労しました)
 もう少し、様子を見てみます。





2011/03/07 (Mon) 00:31:24

 さて、Turbolinux Client 2008には4つのエディションが有ります。
1.Live Edition
    価格:無償
    媒体:なし(ダウンロード)
    商用ソフトウェア:なし
    サポート:なし
2.Online Product Upgrade
    価格:7800円
    媒体:なし(ダウンロード)
    商用ソフトウェア:ダウンロード
    サポート:OSとStarSuite
3.Net User Package
    価格:9800円
    媒体:CD-ROM
    商用ソフトウェア:ダウンロード
    サポート:OSとStarSuite
4.Full Disk Package
    価格:12800円
    媒体:DVD-ROM
    商用ソフトウェア:DVD-ROM内
    サポート:OSとStarSuite
 無償のLive Edition(書籍や雑誌の付録にも付いてくる)に含まれないソフトウェアは、メディアプレーヤやCD/DVDライティングソフトウェアやStarSuite9や仮名漢字変換システムATOK X3やリコーTrueType TLフォントやプリンタドライバやスキャナドライバなど。
 有償版に付いてるソフトウェアを考えると、無償版では実戦用には不充分と思われますが、有償版は高価。

 でもって、Turbolinux Client EXな訳です。
 3990円で、Turbolinux Client 2008 Net User Packageから「一部仕様を変更したもの」です。
 何処の仕様が変更されているのか、どんな商用ソフトウェアがDVD-ROM内に収録されてるのか、供給元が供給元だけに不明確ですが、パッケージを開いてみたところでは、ATOK X3やリコーTrueType TLフォントはなく、StarSuite9が入って無くてOpenOffice.org2.4が入っているようです。(パッケージを開けてみなくても分かるように公開して欲しいものです)

<続く>





2011/03/07 (Mon) 08:31:36

 その後、ブルースクリーンも出なくなりました。

 で、ハードウェアは正常として、Turbolinuxのインストールに突入しました。委細は後刻。





2011/03/07 (Mon) 18:45:42

 さて、ハードウェアに異常はないと判断し、インストールを試みた。
 最初はHDDに空きがないと言って断られてしまい、HDDのパーティションをいじるソフトウェアのインストールを考えたのだが、もう一回試みて画面を見ると、目立たないプルダウンメニューがあり、既存パーティションを消すオプションを選べた。(既存パーティションを縮小するオプションもあったが、HDD容量が少ないマシンでWindowsを残してデュアルブートにしても仕方ないと考え、選ばなかった)
 インストールが始まった。イメージをHDDに転送し終わった(転送完了100.0%)ところでハング(と思った)。光学ドライブもHDDも静かである。
 こういうとき、すぐにやり直さず、暫く待ってみることにしている。すると、幾星霜の時が流れた(大袈裟すぎっ!)あと、インストーラが動き出した。
Turbolinux Client EX そして、インストール完了。

 それにしても、UXGAに慣れた目からは、XGAは狭い。

 さてプリンタをと思ったら、ドライバがない。キヤノンの長寿機種(現行機)サテラD350が出てから一体何年が経ってるんだと、不満。


 さて、何に使おうか。(Windowsで出来てしまうことが多いので、質問を受けたときの実験用ぐらいしか、思いつかない)





2011/03/08 (Tue) 02:40:06

 個人では、サーバやルータ等の用途を除き、フリーのソフトウェアを色々載せられる以外にあまり使い道の無いLinuxであるが、企業等がシステムの一部に組み込んで販売するなどの場合は、POSIX標準に準拠しているのでバージョンが上がっても旧ソフトウェアが動かなくなることはないし、オープン・ソースなので少々遠い将来に於いてもOSも自社でメンテ出来る。此の辺、Windowsに欠けている点であり、Linuxの強みとなっている。

 私は今回は明確な使途もなくLinuxをインストールしたが、商用ソフトウェアは高価だが同様のことが出来るLinux用フリー・ソフトウェアが有る場合など、個人や企業でも会話型でのニーズは充分にある。



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 3月8日の記事の続きです。デュアル・ブート化 - 磯津千由紀 2011/03/20 (Sun) 06:25:14 使ってみたら、不慣れなLinuxだけでは不便なので、WindowsXPとのデュアルブートにす...
続:Turbolinux Client EX…Windowsとのデュアル・ブート化【ちゆきの懸想文】at 2011年03月21日 04:06
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