最初に断っておくが、コンパクトデジタルカメラ(オリンパスSZ-30MR)で三脚や一脚もなしで最大600mm(ライカ判換算)の焦点距離で最遅5分の1秒のシャッタを切っているので、手ブレしている写真が多くある。大袈裟な機材を持ち込めなかった以上、已むを得ない。
今日明日は掛川の街の夏祭りで、特に今日は手筒花火があるのだが、シンポジウムを優先して、諦めた。尚、明日は多分雨。
1803ランカスター6発車。雨はとうに上がっていたが、気温は高くないが湿度が高いのだろう、蒸し暑い。
1811生涯学習センター着。出発が遅れたので駐車場に停められない(広場に駐車する)派目になるかと思っていたが、ぎりぎりセーフだった。
会場のホールは比較的混んでおり、最後列中央に陣取る。
1830シンポジウム開始。300名ぐらいだろうか。
1933吉岡亜衣加ミニコンサート。天葉(あまね)、緑の桜、曲名不明(薄桜鬼の中で聞いた記憶がある騒がしい曲)の3曲。
こんなものを入れるから終わりが遅くなる、コンサートはコンサートで別にやれば良いのに。ミニコンサートが終わると客席の若い女性が数十人ほど退席して行った。
1854開会のことば。掛川市農協代表理事組合長の田中鉄男氏。
1857掛川市長の松井三郎氏の挨拶。
1903基調講演。
研究統括者で緑茶コホート研究の担当者の東北大学の栗山進一教授。
演題は『緑茶の可能性を極める』~「ためしてガッテン」総括と今後の緑茶研究のあり方~。
多くの人が思っていることを、断言した。「ためしてガッテン」は論理に飛躍があり、同じ理屈ならこの図の様な無茶な結論も引き出せてしまうと。
仮にNHKテレビなら「NHKスペシャル」や「クローズアップ現代」で取り上げられて、海外でも放映される、『データ』に基づいた番組でなければ権威は無い由。
1936「掛川スタディ」中間報告開始。
1937緑茶介入試験を担当の掛川市立総合病院の医監(昨年度までは副院長だった、因みに私が胃癌のときの消化器科の主治医)の鮫島庸一氏。
演題は『緑茶の動脈硬化予防効果を探る』。有意な効果がある由。
静岡県は全国と比べて高齢者医療費が低く、掛川市はその中でも更に低いとのこと。
1957ミニコンサート。JA掛川市ハツラーズ。
2002~2015私は会場を抜け出して休憩。
2015休憩時間。
2020掛川スタディ中間報告再開。九州大学の立花宏文准教授。『緑茶カテキンの感知力を探る』、細胞レベルでの話。
2037野菜茶業研究所の山本万里女史。『緑茶の摂取方法による吸収への影響を探る』。
まだ動物実験だが、緑茶パウダーの場合、粒度が吸収に大きく影響する由。抹茶並みの5μmよりも2μmの方が吸収は良いが、保管するとすぐに酸化してしまうので少しずつ挽く必要があるとのこと。
牛乳と混ぜると良い傾向はあるものの統計的に有意差は無かった由。
有意にLDLコレステロールの低下が認められるとのこと(但しカテキン1日400mg以上を摂取)。
2050質疑応答。因みに、質問は紙に書いて提出。
SZ-30MRの電池残量ウォーニングが点いた。背面LCDファインダのコンパクトデジタルカメラなのに普段の感覚で2時間以上も電源を入れっぱなしというのは粗忽だった。予備電池と交換してるとシャッタチャンスを逃すし、残り撮影は僅かの筈なので、こまめに電源を切ることに。
2103会場に来ていたDr.オジマの挨拶。予定には無かった。なんでも緑茶研究では有名な方らしい。
2107閉会のことば。遠州夢咲農協代表理事組合長の赤堀邦明氏。
2108終了。
掛川市民大学校で同グループだったMI氏に出会った。
MI氏と話してたら市長に声を掛けられたのには驚いた、多忙で挨拶が済んだら退去したものと思っていたが今日は最後まで居られたのである。
2115ランカスター6発車。
2126帰宅。
そう言えば、5月26日の「掛川市まちづくり塾」(「掛川市民大学校」が改称したもの)の山本万里女史の公開講座を記事にしていなかった。概略を書いて置く。
1840発車、1855市役所着、木曜日だから1900まで玄関が開いている、1858防災会議室着(滑り込みセーフ)。
1903『お茶と健康』開始。
山本万里女史。
LDLコレステロールは重要、中性脂肪も。カテキンを1日600mg(茶を5杯)摂取するべき。
カテキンは体内に残る時間が短い、何回かの小分けにして飲むこと。
喫煙による酸化作用は大きいので、喫煙者は茶をもっと飲め。
「べにふうき」が良い。「べにほまれ」(農林1号)の娘、紅茶(美味)にはカテキンなし(他健康要素は高)。この辺では10月ごろにカテキンが多い。
介入試験で、17mgで効かず、34mgで効いた。
鼻腔通気度も改善。
85℃以上で淹れること(煮出すと良い)、水出し不可。
アルカリ性の石鹸に入れても効果なし、入れるなら弱酸性の石鹸に。
ビタミンA(緑黄色野菜)も充分に摂ること。
牛乳に混ぜると良い(濃いお茶50mlに牛乳200ml)。
2050講義終了、質疑応答開始。
べにふうき緑茶パウダーには熱湯を注げ。
淹れた茶を持ち歩くとき、茶殻は抜け、パウダー茶不可。
(抽出液を茶葉と長時間接触させておいてはいけない)
2057質疑応答終了。
掛川スタディのコホート研究参加者募集中。
2100終了。
小雨、2110発車、2126帰宅。