› ちゆきの懸想文 › 故筑紫哲也と鳥越俊太郎・・・癌の公表と闘病姿勢
2009年02月10日
故筑紫哲也と鳥越俊太郎・・・癌の公表と闘病姿勢
故筑紫哲也氏は、肺癌で去年11月に73歳で亡くなるまで、断続的ながらニュースキャスターを務めた。
その報道姿勢には賛否両論があるが、惜しい人を亡くしたことに異論はないだろう。
目の前で自らの命の蝋燭が燃えつきて行く様を眺めながら、自身の仕事とスタンスを貫いた姿は、感動的とも言える。
↓News23 多事争論 5月14日(月) 「がんを生きぬく」(一昨年の記事です)
http://www.tbs.co.jp/news23/old/onair/taji/s070514.html
>近ごろ「論」が浅くなっていると思いませんか。
>その良し悪し、是非、正しいか違っているかを問う前に。
>ひとつの「論」の専制が起きる時、
>失なわれるのは自由の気風。
>そうならないために、もっと「論」を愉しみませんか。
>2008年夏 筑紫哲也
>「百害あって一利なしと言うけど、文化は悪徳が高い分、
>深い。(たばこは)人類が発明した偉大な文化であり、た
>ばこの代わりはありませんよ。これを知らずに人生を終わ
>る人を思うと、何とものっぺらぼうで、気の毒な気がします
>ね」
>「がんの原因はストレスで、たばこはきっかけにすぎない」
今日、鳥越俊太郎氏(68歳)が、直腸癌の2回目の転移(肝臓、1回目は肺)を、発表した。(3回目という報道もあるが、1回は結果的に肺の良性腫瘍であった)
手術の2週間後に復帰というから、肝臓癌の開腹手術としては、初期癌だと推察される。
病室にテレビカメラを入れるという、自己宣伝とも言える行為、私は肯定的である。日本人の半分の死因が癌である現在、病院が閉鎖的で、癌治療の現場からの情報発信が少なすぎると思うからである。鳥越氏のネットリテラシーが低いことが残念だが。
↓鳥越俊太郎 医療の現場!
http://www.bs-asahi.co.jp/genba/
>日本の社会格差が広がり、ワーキングプアが増えている。
>小泉構造改革の名の下に進められた変化が、こういう犯
>罪を産み出していると思えてならない
但し、この二人は金満家であるため、庶民には縁遠い高級病院で最先端治療を受けられたことと、掛け金が高額な医療保険に入っていたであろうことには、正直言って、嫉妬心を覚える。
また、ニュースキャスタという地位にあるため、自身の意見を広く伝える手段も持っている。
私がこのBlogを書き始めたのは、自身の胃癌が大きな理由のひとつである。まだ52歳であるが、人生の終わりが地平線から頭を出し始めたと感じた。尚、私の5年生存率は80%だと聞かされた。
亡父は20年前、59歳で肺門部の未分化小細胞癌で逝った。今月14日が祥月命日である。亡父の死去した年齢まで、私はあと7年である。
私はインターネットコンテンツプロバイダ2社と契約していて、どちらでもBlogサービスが提供されている。しかし、これらは支払いが途絶えたら消えてしまうので、敢えて無料Blogサービスを選んだ。
このBlogの更新が途絶えるのは、現在の予定では、自らが鬼籍に入ったときである。
因みに、筆者が死んだらその人のBlogはどうなるかという話は、去年の「かけがわブログ村」で出たものである。
いつもは、30分掛けてBlogを書いたら、推敲に3時間は掛けるが、今回に限り、てにをはと誤字のチェックなどのみで内容は書きっぱなし(推敲なし)で公開する。文章の勢いを殺さないためである。
その報道姿勢には賛否両論があるが、惜しい人を亡くしたことに異論はないだろう。
目の前で自らの命の蝋燭が燃えつきて行く様を眺めながら、自身の仕事とスタンスを貫いた姿は、感動的とも言える。
↓News23 多事争論 5月14日(月) 「がんを生きぬく」(一昨年の記事です)
http://www.tbs.co.jp/news23/old/onair/taji/s070514.html
>近ごろ「論」が浅くなっていると思いませんか。
>その良し悪し、是非、正しいか違っているかを問う前に。
>ひとつの「論」の専制が起きる時、
>失なわれるのは自由の気風。
>そうならないために、もっと「論」を愉しみませんか。
>2008年夏 筑紫哲也
>「百害あって一利なしと言うけど、文化は悪徳が高い分、
>深い。(たばこは)人類が発明した偉大な文化であり、た
>ばこの代わりはありませんよ。これを知らずに人生を終わ
>る人を思うと、何とものっぺらぼうで、気の毒な気がします
>ね」
>「がんの原因はストレスで、たばこはきっかけにすぎない」
今日、鳥越俊太郎氏(68歳)が、直腸癌の2回目の転移(肝臓、1回目は肺)を、発表した。(3回目という報道もあるが、1回は結果的に肺の良性腫瘍であった)
手術の2週間後に復帰というから、肝臓癌の開腹手術としては、初期癌だと推察される。
病室にテレビカメラを入れるという、自己宣伝とも言える行為、私は肯定的である。日本人の半分の死因が癌である現在、病院が閉鎖的で、癌治療の現場からの情報発信が少なすぎると思うからである。鳥越氏のネットリテラシーが低いことが残念だが。
↓鳥越俊太郎 医療の現場!
http://www.bs-asahi.co.jp/genba/
>日本の社会格差が広がり、ワーキングプアが増えている。
>小泉構造改革の名の下に進められた変化が、こういう犯
>罪を産み出していると思えてならない
但し、この二人は金満家であるため、庶民には縁遠い高級病院で最先端治療を受けられたことと、掛け金が高額な医療保険に入っていたであろうことには、正直言って、嫉妬心を覚える。
また、ニュースキャスタという地位にあるため、自身の意見を広く伝える手段も持っている。
私がこのBlogを書き始めたのは、自身の胃癌が大きな理由のひとつである。まだ52歳であるが、人生の終わりが地平線から頭を出し始めたと感じた。尚、私の5年生存率は80%だと聞かされた。
亡父は20年前、59歳で肺門部の未分化小細胞癌で逝った。今月14日が祥月命日である。亡父の死去した年齢まで、私はあと7年である。
私はインターネットコンテンツプロバイダ2社と契約していて、どちらでもBlogサービスが提供されている。しかし、これらは支払いが途絶えたら消えてしまうので、敢えて無料Blogサービスを選んだ。
このBlogの更新が途絶えるのは、現在の予定では、自らが鬼籍に入ったときである。
因みに、筆者が死んだらその人のBlogはどうなるかという話は、去年の「かけがわブログ村」で出たものである。
いつもは、30分掛けてBlogを書いたら、推敲に3時間は掛けるが、今回に限り、てにをはと誤字のチェックなどのみで内容は書きっぱなし(推敲なし)で公開する。文章の勢いを殺さないためである。
Posted by ちゆき at 15:55│Comments(1)
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このブログへのアクセス(ユニークユーザ数)は、特異日を除いて1日50人ぐらいしかないのは、内容を考えれば当然だが、「写真好き」の戯言へは毎日5百人ぐらいが訪れている。 ...
拙ブログへのアクセス【ちゆきの懸想文】at 2010年09月17日 04:53
この記事へのコメント
> ジャーナリスト・筑紫哲也の幅の広さ、深さ、そして、
> 朗らかで優しい性格は、筑紫さんを知る色々な人が
> 色々なところで語っているとおりだろう。
>
> だが、私にとっての筑紫さんはいわば「最高の上司」
> だった。
>
> たとえ考え方に随分差があったとしても、部下の意気
> に感じてくれる人だった。
エコ&健康&カッコイイ! ヒキタの自転車入門講座
第9回 筑紫さんが自転車に乗っていたころ (2008/11/14)
eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20081213/100257/
> 朗らかで優しい性格は、筑紫さんを知る色々な人が
> 色々なところで語っているとおりだろう。
>
> だが、私にとっての筑紫さんはいわば「最高の上司」
> だった。
>
> たとえ考え方に随分差があったとしても、部下の意気
> に感じてくれる人だった。
エコ&健康&カッコイイ! ヒキタの自転車入門講座
第9回 筑紫さんが自転車に乗っていたころ (2008/11/14)
eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20081213/100257/
Posted by ちゆき at 2009年04月21日 09:01