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2014年03月04日
日本電信電話(株)のコードレスホン子機EX<WH>の電池パック製作
註:他所に「電電公社」と書いたが、其れは誤り
コードレスホン子機の電池を入手できないかとの、近所のお宅からの依頼。
玄関インターホンと一体となっている点が便利とのこと。従って、一式を入れ替えると、何万円も掛かってしまいます。
電池が駄目になって何年も、充電器に載せてあるときにだけベルが鳴るという、リンガ専用機状態で使用してたのだそうです。
それが、ある会合の際、他の人がコードレス子機の電池は古い機種でも簡単に手に入ると云ったです。
で、この電話機のオーナが会合の翌日に相談に見えたですが、見るからに古い。
銘板を見ると、1988年12月製。まさか25年以上前のものとは、実物を見るまで思ってなかったです。そう古くないものなら代用電池を作っているところが見付かるのですが、古すぎるせいか、情報皆無。代用品を作るしかなさそうです。
底部に、電池パックが納まっています。
代用電池パックは、此れと同じ大きさか此れよりも小さく作らないと、蓋が閉まらず、充電器に置けません。
4.8V 270mAHと表示されています。
予想通り、ニカド電池でした。寸法と電圧と容量から、単五を4本、直列にしてると判断。
単五と同寸法若しくは小さいタブ付きニカド電池を4本、直列にすることにします。(小物を扱える電気溶接機が有ればタブなし電池も使えるのですが)
探したところ、容量は2割減になりますが、単五を細くした様なタブ付きニカド電池が、「ミマツ音響」に有りました。「D-N220B-TAB」です。
単五より少し細く、容量は220mAh。
届いた4本の電池。クロネコヤマトの宅急便・代金引き換えで届きました。420円×4+送料及び梱包料1050円+代引手数料315円=3045円。
電池1本のクローズアップ。
左が届いた電池の1本、右がコードレスホン子機に入っていた電池パック。
さて、3月2日(日)、作業開始。
風邪を引いて暖房が入った居間に籠っており、道具を出すのが面倒だったので、半田鏝と、脂入り糸半田と、NTカッタと、紙と鋏と、メンディングテープ、其れだけで作業。ニッパもピンセットも使ってません。因みに、熱した半田鏝は灰皿に乗せました。
丁寧に作業したのと、作業中に撮影が入ったので、所要約一時間。
元の電池パックの外皮を剥いだもの。
裏側。
新しいタブ付き電池4個と、元の電池パックから外したコネクタ付きリード線を、半田付けで繋ぎました。(タブが付いてない普通の形状の電池に半田付けするのは危険です)
裏側。
絶縁紙(只の上質紙を畳んだもの)を挟み、メンディングテープを巻きました。
裏側。
元の電池パックの外皮を被せました。
コードレスホン子機の電池収納部に納まりました。
完了。
尚、ご近所のこと、お金を頂くのは遠慮いたしました。
補遺です。
ニカド電池:JIS公式名称
ニッカド電池:俗称
カドニカ電池:三洋電機(現パナソニック)の商品名
コードレスホン子機の電池を入手できないかとの、近所のお宅からの依頼。
玄関インターホンと一体となっている点が便利とのこと。従って、一式を入れ替えると、何万円も掛かってしまいます。
電池が駄目になって何年も、充電器に載せてあるときにだけベルが鳴るという、リンガ専用機状態で使用してたのだそうです。
それが、ある会合の際、他の人がコードレス子機の電池は古い機種でも簡単に手に入ると云ったです。
で、この電話機のオーナが会合の翌日に相談に見えたですが、見るからに古い。
銘板を見ると、1988年12月製。まさか25年以上前のものとは、実物を見るまで思ってなかったです。そう古くないものなら代用電池を作っているところが見付かるのですが、古すぎるせいか、情報皆無。代用品を作るしかなさそうです。
底部に、電池パックが納まっています。
代用電池パックは、此れと同じ大きさか此れよりも小さく作らないと、蓋が閉まらず、充電器に置けません。
4.8V 270mAHと表示されています。
予想通り、ニカド電池でした。寸法と電圧と容量から、単五を4本、直列にしてると判断。
単五と同寸法若しくは小さいタブ付きニカド電池を4本、直列にすることにします。(小物を扱える電気溶接機が有ればタブなし電池も使えるのですが)
探したところ、容量は2割減になりますが、単五を細くした様なタブ付きニカド電池が、「ミマツ音響」に有りました。「D-N220B-TAB」です。
単五より少し細く、容量は220mAh。
届いた4本の電池。クロネコヤマトの宅急便・代金引き換えで届きました。420円×4+送料及び梱包料1050円+代引手数料315円=3045円。
電池1本のクローズアップ。
左が届いた電池の1本、右がコードレスホン子機に入っていた電池パック。
さて、3月2日(日)、作業開始。
風邪を引いて暖房が入った居間に籠っており、道具を出すのが面倒だったので、半田鏝と、脂入り糸半田と、NTカッタと、紙と鋏と、メンディングテープ、其れだけで作業。ニッパもピンセットも使ってません。因みに、熱した半田鏝は灰皿に乗せました。
丁寧に作業したのと、作業中に撮影が入ったので、所要約一時間。
元の電池パックの外皮を剥いだもの。
裏側。
新しいタブ付き電池4個と、元の電池パックから外したコネクタ付きリード線を、半田付けで繋ぎました。(タブが付いてない普通の形状の電池に半田付けするのは危険です)
裏側。
絶縁紙(只の上質紙を畳んだもの)を挟み、メンディングテープを巻きました。
裏側。
元の電池パックの外皮を被せました。
コードレスホン子機の電池収納部に納まりました。
完了。
尚、ご近所のこと、お金を頂くのは遠慮いたしました。
補遺です。
ニカド電池:JIS公式名称
ニッカド電池:俗称
カドニカ電池:三洋電機(現パナソニック)の商品名
Posted by ちゆき at 02:19│Comments(4)
この記事へのコメント
3月3日(月)の朝に、オーナに引き渡しました。
充電(カタログ値は約12時間、今回は容量が小さくなったので10時間程度か)開始後、オーナは外出されたので、3月3日には結果を聞けませんでした。
3月4日(火)には、聞けると期待しています。
充電(カタログ値は約12時間、今回は容量が小さくなったので10時間程度か)開始後、オーナは外出されたので、3月3日には結果を聞けませんでした。
3月4日(火)には、聞けると期待しています。
Posted by ちゆき at 2014年03月04日 02:42
<充電回路故障>
電池で動く回路は正常と思われる(新しい電池の残量で短時間動作した)が、電池に充電されない。
修理には、小型のトルクスねじ回しが必要。
電池で動く回路は正常と思われる(新しい電池の残量で短時間動作した)が、電池に充電されない。
修理には、小型のトルクスねじ回しが必要。
Posted by ちゆき at 2014年03月04日 13:31
ホームセンタで、ヘックスローブT10号のねじ回しを買ってきたです。
450円、特殊工具も低廉になり簡単に買えるようになったものです。
件のねじは外せましたが、分解できません。
他にどこかで留まってるのでしょうが、見付かりません。
450円、特殊工具も低廉になり簡単に買えるようになったものです。
件のねじは外せましたが、分解できません。
他にどこかで留まってるのでしょうが、見付かりません。
Posted by ちゆき at 2014年03月05日 18:19
何日も悩んだ末にパズルが解け、筐体が開きました。
レギュレータICを交換。
順調に充電している様子。
充電台との接点が接触不良気味。
25年ぶんの汚れが積み重なっているのでしょう。
有機溶剤(オリンパスのEE-3310)で清掃するも、茶色の汚れは綺麗に落ちたものの、黒ずみが残り、接触不良は依然。
黒ずみは酸化被膜の可能性が大。
2000番のサンドペーパを買ってきて、鍍金が剥げない程度に軽く研磨して黒ずみを落としたところ、接触不良は解消。
レギュレータICを交換。
順調に充電している様子。
充電台との接点が接触不良気味。
25年ぶんの汚れが積み重なっているのでしょう。
有機溶剤(オリンパスのEE-3310)で清掃するも、茶色の汚れは綺麗に落ちたものの、黒ずみが残り、接触不良は依然。
黒ずみは酸化被膜の可能性が大。
2000番のサンドペーパを買ってきて、鍍金が剥げない程度に軽く研磨して黒ずみを落としたところ、接触不良は解消。
Posted by ちゆき at 2014年03月16日 02:29