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2024年03月02日

NHK-BSドラマ「舟を編む~私、辞書つくります~」第2話(2024.2.25)

 本連載は、下記に全部ある。
<みんながパソコン大王:雑談NO.3382 NHK-BSドラマ(2024.2.18~)「舟を編む~私、辞書つくります~」(起稿24/02/24)>
http://mrshibaken.g2.xrea.com/majinbbs/mina_zatudan_399.htm#no3382

 今回は、2月25日(日)の第2話。

 因みに、物語に出てくる実在の辞書(国語辞典)は、私は殆どを持ってる。但し、小学館の大型辞書は、経済的理由で、全20巻の第1版のみである(話が逸れるが、全10巻の縮刷版が存在し、第2版は縮刷版のみとなった)。

 他社が改訂した小型辞書(架空)を、馬締が褒める。
 「小型辞書」という呼称を契機に、「大型辞書」は小学館の日本国語大辞典第2版全13巻の1種しかないこと、「中型辞書」も岩波書店の広辞苑など3種しか実在しないことが、解説される。新たに作ろうとしている「大渡海」は中型辞書(厚さ8センチメートル全1巻)である。
 さて、他社が改訂した小型辞書の、改訂前後で増減した「見出し語」のチェックと、「大渡海」第4校との「見出し語」の有無の比較の、半分を岸辺は任される。予定2箇月(少しやってみて、そんな短期間では無理と岸辺が言うと、大学が夏休みに入ればアルバイトが来るからと言われる)。
 製紙会社の若手男性社員の宮本が、大渡海専用に新たに開発した「薄い紙」(薄ければ薄いほど沢山の語彙を収録できるが、丈夫で、裏写りしない必要がある)の見本を持ってくる。しかし、馬締は「ぬめり感」(ページを捲ったときの指に纏わりつく感じ)が無くなって仕舞ったので駄目という。宮本は、改良に意欲を燃やす。岸辺と宮本は、気が合う。
 岸辺、失恋を思い出して憂鬱となり、馬締に気持ちを吐露する。馬締は岸辺に「諦めて、諦めて、諦めて欲しい」という、謎の助言をする。尚、此処で、馬締が恋愛経験を語るのを聞いて、岸辺は馬締が妻帯者であると知る。
 岸辺、失恋を機に色んな辞書で「恋愛」を引き、異性間に限られた語釈ばかりであることに違和感を持って、馬締に訊くと、「辞書は定着した語釈を収めるもの」であり、また一読して「典型」が浮かぶ語釈でなければならないと説明され、其れでも反論すると、馬締は松本先生と荒木嘱託社員を呼び出して編集会議を開く。この件では十年以上前に論議があって時期尚早と判断されたことが説明され、松本の「辞書は、読者を褒めないが、貶めることもない」という言葉が繰り返されたうえで、大渡海の「恋愛」の語釈が岸辺に託されて、其れが出来た際には再び編集会議を開くことに落ち着く。
 岸辺、失恋相手から呼び出され、「恋」だったが「愛」じゃなかったと詫び、相手からも詫びられ、仲良く別れる。岸辺による「恋愛」の語釈の件で編集会議が開かれ、まだ粗削りではあるが大筋は認められて、3年後の最終校まで検討を続けることになった。
 岸辺、失恋相手と過ごした部屋からの転居を考える。馬締の自宅が下宿屋を営んでいて、家賃は破格の月2万円と聞き、其処に移ることにする。尚、家主は馬締の奥方である。引っ越し当日、岸辺は香具矢が馬締の奥方だったことを知る。(ドラマでは語られないが、かつて馬締は、香具矢の祖母が営んでいた下宿屋に下宿していた)
 マァマァ面白かった。



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